「年金」は国民年金や厚生年金がよく知られていますが、これら外にもさまざまな種類があります。
具体的にどんな種類があるのか、詳しく見ていきましょう。
年金の種類
年金は大きく分けて、「公的年金」と「私的年金」に分かれます。
公的年金
公的年金には、国民年金や厚生年金などがあります。
国民年金は20歳以上の国民なら必ず加入しています。
厚生年金は会社員や公務員などが加入する年金制度です。
会社員や公務員は国民年金にも厚生年金にも加入しているので、その分、将来支給される年金の額が多くなります。
私的年金
私的年金には、企業が社員に用意する企業年金や、自分で加入する個人年金保険などがあります。
「国民年金だけじゃ不安」というかたが個人年金に加入することが多いでしょう。
また運用成績によって年金額が増減する「個人型確定拠出年金」といった私的年金もあります。個人型確定拠出年金は「iDeCo(イデコ)」とも呼ばれます。
被保険者は3種類
国民年金や厚生年金などに加入している人を「被保険者」と言います。
被保険者には次の3種類があります。
第1号被保険者
第1号被保険者とは、国民年金のみに加入している人のことです。
20歳以上の学生やフリーター、自営業、無職の人などが該当します。農業に従事している人も第1号被保険者に該当します。
第2号被保険者
第2号被保険者とは厚生年金に加入している人のことです。会社員や公務員、私立大学の教職員などが該当します。
第3号被保険者
第3号被保険者とは、年収が130万円未満の、第2号被保険者に扶養されている配偶者のことです。
専業主婦(主夫)は第3号被保険者ですね。
まとめ
年金には国民年金や厚生年金以外にも、企業年金やiDeCoなどさまざまな種類があります。
年金に加入している人は「被保険者」と呼ばれ、第1号から第3号まで分けられています。「自分は第何号か」と覚えておくのが良いでしょう。
今回ご紹介した以外にも、年金には「遺族年金」や「障害年金」など、数多くの種類があります。ぜひ上手に活用していきましょう。